賃貸でも安心!石膏ボードにDIYで金具を取り付けるコツと「ピン」が効く理由

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「お部屋の壁におしゃれな棚を付けたい」「コート掛け用のフックを取り付けたい」と思っても、賃貸住宅だと壁に穴を開けるのが心配ですよね。

また、日本の住宅の多くで使われている「石膏(せっこう)ボード」の壁は、普通のネジを打ってもすぐに抜けてしまうという厄介な特徴があります。

この記事では、石膏ボードの壁にネジが効かない理由や、賃貸でも安心して使える「ピン式金具」の秘密、そして人気の「ホッチキス式」との違いについて分かりやすく解説します。

日本の住宅の壁の大部分には「石膏ボード」という建材が使われています。

石膏ボードの構造

石膏ボードは、チョークと同じような素材である「石膏」を、丈夫な紙でサンドイッチして板状にしたものです。安価で燃えにくく、防音性にも優れているため広く普及しています。

ネジがすぐに抜けてしまう理由

木材であればネジの溝がしっかりと木に食い込みますが、石膏ボードに直接ネジをねじ込むと、中身の石膏がボロボロと崩れてしまいます。
ネジ山が引っかかる場所がなくなってしまうため、少し引っ張っただけでスポッと抜けてしまうのです。

賃貸にお住まいの方にとって一番気になるのが「退去時の修繕費用(原状回復)」ですよね。一般的に、賃貸では「ネジはアウト、画鋲やピンはセーフ」と言われています。

これは、国土交通省が定めている「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」という一般的な考え方がベースになっています。

・画鋲やピンの穴:
ポスターやカレンダーを貼る程度の小さな穴は「通常の生活で生じるもの」とされ、入居者が修繕費用を負担しなくてもよいケースがほとんどです。

・ネジや釘の穴:
壁の奥の下地ボードまで貫通し、補修や張替えが必要になるほどの大きな穴は「通常の使用を超える」とみなされ、入居者負担となるのが一般的です。

※ただし、契約内容や特約によってルールが異なる場合があるため、必ず事前にお手元の賃貸借契約書を確認してください。

ネジが使えないとなると、「細いピンなんかで重い棚やコートを支えられるの?」と疑問に思いますよね。実は、専用の金具にはピンでも十分な耐荷重を得られる工夫が隠されています。

秘密は「クロス(斜め)打ち」

1本のピンを壁に対してまっすぐ刺しただけでは、簡単に抜けてしまいます。しかし、石膏ボード用の金具は、複数本のピンを異なる角度(斜め)からクロスさせるように打ち込む構造になっています。

ピンが壁の中で交差して突っ張り合うことで、下方向へ引っ張る力に対して強い抵抗力(摩擦力)が生まれ、数キログラムの重さにも耐えられるようになるのです。

石膏ボード用の壁掛けアイテムとして有名な「ホッチキス式」と、クロスピンタイプの金具(ナカザワ株式会社[FURNiMANiA]の金具など)には、それぞれ特徴があります。

比較項目ホッチキス式ピン式金具(スマートフック等)
固定方法専用フィルムの上からホッチキスの芯を多数打ち込む数本の専用ピンをコインなどで押し込む
穴の大きさ極小(ホッチキスの針穴サイズ)小さい(画鋲の穴より少し小さいサイズ)
取り付けの手間1つの金具につき数十回のホッチキス打ちが必要数本のピンを押し込むだけで簡単(工具不要)

※模様替えなどで場所を変更する時に、数十回つけるホッチキス式よりも、数本の専用ピンをつけるピン式の方が付け替えの手間が少ないのはメリットと言えるでしょう。

・石膏ボードは中身が崩れやすいため、通常のネジは効かない

・賃貸では、大きな穴が開くネジはNGだが、画鋲程度のピン穴ならOKとされるのが一般的

・専用のピン式金具は、斜めにクロスして打ち込むことで高い耐荷重を実現している

賃貸だからと諦めず、壁の構造に合った便利なアイテムを活用して、お部屋のDIYや収納づくりを楽しんでみてくださいね!

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